最近読んだ本
矢野です。 |
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今年はオリンピックイヤー |
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ということはアメリカ大統領選挙の年。 |
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というわけで、今回紹介するのは |
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『アメリカ50州を読む地図』 |
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浅井信雄著 新潮文庫 |
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その序文で浅井氏は |
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…「摩天楼のニューヨーク」とか「陽気な米国人」 |
「保守的な中西部」「人種差別の南部」 |
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というような単純でステレオタイプ的評価について |
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ニューヨークにも低層の建築物があるし |
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陰気な米国人にもどれだけ出会ったことか… |
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中西部や南部にもさまざまな風土と多様性が |
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あり、上記のような単純な評価は |
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「フジヤマ、ゲイシャガールの日本」 |
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ソニーとパナソニックだらけの日本 |
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初音ミクときゃりーぱみゅぱみゅが支配する日本 |
(上の二つは矢野の個人的な意見です) |
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というのと同じで、相手に失礼だろう。 |
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多彩な米国人がいつから多彩な芸術・文化も生まれる |
のだから、もっとアメリカを正当に評価するべきだ。 |
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という主旨を述べています。 |
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衰えたとはいえ、依然としてアメリカが |
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世界の政治・経済に大きな影響力を |
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持ち続けているのは |
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人種、価値観、人生観が多様であり |
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人々の考えや暮らしが多様性に |
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満ちている、ダイナミックな国である |
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からだと思います。 |
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各州が連邦に従属しているのではなく |
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それぞれの個性を活かして |
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共同体を作っているのです。 |
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日本ももっと多様性のある社会を |
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作っていかなければと感じました。 |
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