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矢野です。 |
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中世ヨーロッパの庶民の生活 |
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今回はギルドについて |
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「鞍職人も市に商品を出した。すばらしい商品の数々だった。 |
鞍の前輪は木製で、象牙のプレートや打ち延ばした金属 |
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美しく色づけされた革で飾られており、鞍の前橋と鞍尾の |
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表面には、トルコ石やガーネットなどがはんだづけされている。」 |
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「トロワの鍛冶屋が作った農機具も市に並んだ。・・・・中略・・・・ |
木製の手犂には鉄の刃がついている。刃のたくさんついた砕土機 |
土を縦に切り裂く犂刃と土を持ち上げる犂先、そして土をひっくり |
返す撥土板がついた重量有輪犂などの農作機械もあった。」 |
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「ギルドには二種類の規則があった。一つは対外的なもの |
つまり取引関係の取り決め、と今一つはギルド内部に関するもの |
つまり賃金、徒弟の雇用期間や雇用条件、福利厚生、ギルドへ |
の義務などについての取り決めだった。 |
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商品の質に対するギルドの規定は非常に細かいものだった。 |
原料については量と種類が正確に定められ、製造・販売の |
あらゆる段階で監視することになっていた。」 |
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上に引用したように、中世の西洋社会ではすでに |
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自由取引はもちろんのこと、品質まで管理する |
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現在のISОのような仕組みまであったのです。 |
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