社員紹介

前川裕也
第三板金課 /2016年 入社

小松短期大学 生産システムステージ 卒業

現在の仕事内容について

溶接の仕事をしています。溶接と聞くと金属と金属を溶かしてくっつけるだけと思われるかもしれませんが、意外と繊細な作業が要求されます。お客様からいただいた図面には溶接する部分は書かれていません。それを当社で再度図面に起こし直して、その図面を見ながら作業をしていきます。
くっつける金属の種類によって半自動溶接やTIG溶接と呼ばれる方法を使い分ける必要があるので、覚えることも多いです。さらに溶接作業以外では、溶接の熱で変形した箇所をハンマーで叩いて修正したり、サンダーという工具を使って研磨したり焦げた箇所を酸などで取り除くことも行います。溶接箇所によっては修正作業や研磨作業には緻密な作業が求められます。

仕事のやりがい

溶接の作業はすべて手作業です。手の動かし方や電流の設定で溶接の出来が変わったり、変形の仕方にも影響してきます。修正の仕方や研磨のかけ方など、すべての作業において経験と技術が必要になってきます。
大学時代の授業で半自動溶接があったので経験はありましたが、TIG溶接などは入社してから教わりました。失敗したりわからないことがあると、先輩に聞きながら作業をしていましたが、作業一つ一つが手作業なので、自然と自分の経験と感覚が頼りになります。私は工業系の学部出身ですが、文系出身や溶接経験がなくても、ものづくりがしたいと思う人にはやりがいがある仕事だと思います。

いろいろな部品を溶接していくうちに、だんだんと形になっていき、大きな製品が出来上がっていくと、完成した時の達成感は大きいですね。あと、日常生活でパイプベットなどを見ると、溶接が甘いなとかついつい溶接部分に目がいってしまいます(笑)。

メタルエンジニアの雰囲気

当社は設計、レーザー、曲げ、溶接、タップ、プレスなど幅広い加工設備があり、それぞれの部署内はもちろん、部署間の壁がないことが自慢です。一年の社内行事が多く、各部署一人ずつでの構成の委員会活動など他部署との交流を深める活動も多いです。現在はコロナ禍で社内行事のほとんどがなくなりましたが、それでも若い社員が多く活気があるので、新入社員が入ってきても馴染みやすい環境だと思います。

若い社員が多いだけでなく、長年の経験を持った社員もいますので、仕事でわからないことは経験を生かしてしっかりと教えてくれるのも、当社の良いところですかね。