金型設計制作

プレス金型、ブレーキ曲げ型、積層金型の設計製作をしています。 金型を作るときにはなるべく小さく軽く作ることを心掛けています。なぜなら材料費を安くすることにもつながりますし、金型を使う作業者の金型交換時の負担を少しでも少なくするためです。 金型は奥が深く、上手くいかないことも多々あります。その都度、なぜ上手くいかなかったのかを検証し、今後に生かしていきたいです。 金型設計製作は自分のアイデア次第で安価で良いものを作ることができます。今まで数工程かかっていたものが、一工程で出来るようになった時はいい仕事ができたなと思える瞬間です。

金型

金型(かながた、die and mold)とは、工業製品の金属製や樹脂製の部品をプレス加工のような塑性加工や射出成型などにより製造するための型のことであり、模型をさす場合もある。多くが金属製であるが例外もある。また、加工工具の一種とも見られるが、工具が集団的にシステム化し特定の部材成形に特化している点に大きな違いがある。

主なプレス金型

  • ダイセット型
  • 合わせ型
  • たたき型
  • QDC

メタルエンジニアの金型

弊社ではQDC金型を広く採用しています。QDC金型とはQUICK DIE CHENGE金型の略で、短時間に金型を交換できる金型です。
通常の金型はダイセットと呼ばれる、2本のガイドポストを持った分厚いプレートにさまざまな板や部品が取り付けられます。
QDC金型はこのダイセットを共通化して、中身の部分だけを交換する金型です。ダイセット金型では、金型の取付に早いもので15分、厄介なものになると1時間もかかるものがありますが、QDC金型では数分で取付が完了します。
しかも重量の大きいダイセット部分が無いため、金型は軽く運搬が出来、製作費用も20から30パーセントも安く製作できます。
しかし大きさが、所有しているQDC装置の大きさに限定されます。また高さにも制限があり、極端に高い金型や、極端に精度が高い金型には向きません。
弊社では3種類のQDC装置を所有しており、製品の大きさに応じて使い分けています。
また全体の金型の数に占める割合が少ないと、QDC装置の交換の頻度が高くなり、QDCのメリットを生かすことが出来ません。
弊社ではQDC金型の割合は80パーセントを超えます。

積層金型

レーザー等で切り抜いた金属板を積層する事により金型を製作します。メタルエンジニアでは技術革新の一環として、レーザーでカットした製品を組み合わせ、積層金型(簡易金型)を製作することにより石川県経営革新法の認定、また、「絞り加工における積層金型による逐次成形法に関する研究開発」で平成21 年度競争力強化技術開発支援事業の採択を受けるなどの実績があります。

社内ではその技術をプレス、ブレーキの金型に活用し、機械切削加工金型とは違う、試作等での少量産部品加工から量産部品での低コスト・短納期に対応しご要望にお応えします。

絞り型

曲げ型

ビード型

ブレーキプレス用曲げ型